道奥 MICHINOKU せみなりお

聖書を学び、聖書で考え、聖書に生きる

ヨハネの黙示録16章

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14-18章には「バビロン」が出て来ますが、これは患難時代の7年間において最高潮に達する世界規模の①政治システム、②経済システム、③宗教システムを指しています。バビロンはもともと「バベルの塔」から始まっていますが、これらのグローバルなシステムは神を排除し、人間が天の高みを目指すものです。

 

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ヨハネの黙示録14-15章

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ヨハネは、十四万四千人の人々が天で新しい歌を歌っている幻を見せられます。これはヨハネが、患難時代よりも先の再臨後の世界、千年王国での礼拝風景を見せられていると考えられます。彼らは「女によって汚されたことがない」「童貞」(14:4)とありますが、これは宗教的姦淫を行っていないという意味で、具体的には「獣」を礼拝していないという意味です。

 

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ヨハネの黙示録13章

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13章には二匹の「」が登場します。これらの箇所を読んでも、すぐに「こういう意味だ!」と理解することは難しいですね。学者たちの中でも様々に意見が分かれます。患難時代がやって来た時、地上に残された人々の中で「ああ、この箇所はこの事を言っていたのだ」とはっきり分かる「思慮ある人々」(13:18)がおそらく現れるのだと思います。

 

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ヨハネの黙示録12章

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黙示録は難解な書物だと考えられがちですが、読み方をマスターすれば必ずしもそうではありません。しかし確かに、幾つかの理由で慣れるまでは読みにくい書物であることも事実です。この書物は旧約聖書を背景にしているおり、様々な象徴が出てくる、必ずしも時系列で書かれているわけではない…などがその理由です。

 

 

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ヨハネの黙示録11章

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6章から始まった封印の裁きにつづいて、私たちはらっぱの裁きを見て来ました。この11章では、七つ目のらっぱをもって患難時代が後半へと入っていきます。

 

それから、私に杖のような測りざおが与えられた。すると、こう言う者があった。「立って、神の聖所と祭壇と、また、そこで礼拝している人を測れ。(11:1)

 

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詩篇103篇

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わがたましいよ。主をほめたたえよ。私のうちにあるすべてのものよ。聖なる御名をほめたたえよ。わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。(103:1-2)

 

このダビデの詩は、人生を振り返るような内容であることからも、彼の晩年における信仰の歌であると考えられます。幾人かの学者は、老齢になり、肉体の衰えの中で歌ったものであると述べています。

 

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