道奥 MICHINOKU せみなりお

聖書を学び、聖書で考え、聖書に生きる

主との親しい交わり

チャールズ・スウィンドル著『全能の主との親しい交わり』は、93頁の小さな良書です。私はこれをだいたい年に一度、取り出してじっくり考えながら読みます。なかなか手に入りにくくなっているように思いますが、現在、Amazonで何冊か中古が手に入りそうです…

『苦しみの意味』

知人がfacebookで『沈黙ーサイレンス』を観た人々に対して、この本を勧めていた。これは「神がいるなら、なぜ苦しみが存在するのか」という問題について深く考えさせる良書だ。 絶版になっていたが、今(2017年2月14日現在)ならAmazonで中古が何冊か出てい…

『沈黙』と新生

「お前は踏み絵を踏むのか?」 牧師の家庭に育った私は、学校で「キリシタン!」と呼ばれたり、上に書いたような質問を冷やかし半分に投げかけられたことが少なからずある。

祝う神

クリスマスが目前に迫っています。今年も喜び祝いましょう。まことの救い、消えない光、揺るがない希望であるお方が、この世界に来てくださったことを記念して…。

詩篇119篇

詩篇119編は「みことば詩篇」とも呼ぶべきもので、神のことばの麗しさ、それを信頼して歩むことの幸い、また、もっと深く知りたいという願いに満ち溢れた詩です。この詩篇は、私たちの手にしている聖書全体の中で最も長い章でもあります。ここから、二つの「…

ヨハネの黙示録20章

閉じ込められるサタン 悪魔、サタン、竜、古い蛇は、同じ存在を指しています。 また私は、御使いが底知れぬ所のかぎと大きな鎖とを手に持って、天から下って来るのを見た。彼は、悪魔でありサタンである竜、あの古い蛇を捕らえ、これを千年の間縛って、底知…

ヨハネの黙示録19章

バビロン滅亡を祝う賛美 大バビロンが倒れた後、「ハレルヤ!」と賛美が鳴り響きます。それは、偽りの宗教、偽りの政治、偽りの経済で人々を惑わしたバビロンに公正な裁きがなされ、報復が与えられたことに対する賛美です。また、神を礼拝する「アーメン。ハ…

ヨハネの黙示録18章

18章のバビロンは、①政治システム、②経済システム、③宗教システムの全てを指しているように見えます。

ヨハネの黙示録17章

さて、17章に出てくる「大水の上にすわっている大淫婦」とは誰でしょうか。

ヨハネの黙示録16章

14-18章には「バビロン」が出て来ますが、これは患難時代の7年間において最高潮に達する世界規模の①政治システム、②経済システム、③宗教システムを指しています。バビロンはもともと「バベルの塔」から始まっていますが、これらのグローバルなシステムは神を…

ヨハネの黙示録14-15章

ヨハネは、十四万四千人の人々が天で新しい歌を歌っている幻を見せられます。これはヨハネが、患難時代よりも先の再臨後の世界、千年王国での礼拝風景を見せられていると考えられます。彼らは「女によって汚されたことがない」「童貞」(14:4)とありますが…

ヨハネの黙示録13章

13章には二匹の「獣」が登場します。これらの箇所を読んでも、すぐに「こういう意味だ!」と理解することは難しいですね。学者たちの中でも様々に意見が分かれます。患難時代がやって来た時、地上に残された人々の中で「ああ、この箇所はこの事を言っていた…

ヨハネの黙示録12章

黙示録は難解な書物だと考えられがちですが、読み方をマスターすれば必ずしもそうではありません。しかし確かに、幾つかの理由で慣れるまでは読みにくい書物であることも事実です。この書物は旧約聖書を背景にしているおり、様々な象徴が出てくる、必ずしも…

ヨハネの黙示録11章

6章から始まった封印の裁きにつづいて、私たちはらっぱの裁きを見て来ました。この11章では、七つ目のらっぱをもって患難時代が後半へと入っていきます。 それから、私に杖のような測りざおが与えられた。すると、こう言う者があった。「立って、神の聖所と…

詩篇103篇

わがたましいよ。主をほめたたえよ。私のうちにあるすべてのものよ。聖なる御名をほめたたえよ。わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。(103:1-2) このダビデの詩は、人生を振り返るような内容であることからも…

ヨハネの黙示録10章

6章から始まった封印の裁きが七つ目まで来ると、今度は、ラッパの裁きが始まります。9章までで私たちは六つ目のラッパの裁きまでを見ました。10章のはじめから11章14節までは、六つ目のラッパと七つ目のラッパの間に起こる出来事を詳しく述べている箇所であ…

ヨハネの黙示録8章

これは「嵐の前の静けさ」か…。それとも…? 「小羊が第七の封印を解いたとき、天に半時間ばかり静けさがあった。」(黙示8:1)

ヨハネの黙示録6章〜16章(患難時代の裁きについて)

7年間の患難時代(大患難時代)におこる裁きは、この図のような構造になっています。第七の封印の中身は「第一から第七のらっぱ」で、第七のラッパの中身が「第一から第七の鉢」となっています。

ヨハネの黙示録6-7章

黙示録は、聖書全体の「まとめ」ですので、聖書全体(特に旧約)についての理解がないとなかなか分かりにくい…。しかし、「フィナーレ」ですから、よく理解できるようになると心躍るような感動の内容が記されています。忍耐強く聖書全体の通読に取り組み、共…

ヨハネの黙示録4-5章

4章からは将来に関する預言が始まります。「四つの生き物*1」「七つの御霊」*2など、慣れない表現が出てきますが、特に4-5章は、携挙によって天に引き上げられた教会(1テサロニケ4:16-18)が主イエスを礼拝している様子であることを心に留めて読みましょう…

ヨハネの黙示録3章

3章も、引き続き七つの教会への手紙です。5つ目に登場するサルデスの教会は「生きているとされているが、実は死んでいる」という状態でした。つまり、名目上、表面上、制度上は栄えていても、教会の命である信仰は死んでいる状態であったということでしょう…

ヨハネの黙示録2章(2)

4つ目のテアテラの教会には、神に従う行い、愛、信仰、奉仕、忍耐がありました。特に具体的な行いにおいては少なからず前進している教会であったようです。

ヨハネの黙示録2章(1)

ヨハネは小アジア地方(今のトルコ)に実在した「七つの教会」に対してイエス様から与えられた啓示を書き送りました。小アジアには他にも幾つもの教会がありましたが、なぜ「七つ」(完全数、“全て”を表す)だったのか…。

ヨハネの黙示録1章(2)

黙示録の中心テーマ 黙示録が多くのページを割いているのは「未来」についての事柄です*1。 *1:黙示録の解釈者たちは、過去主義、未来主義、歴史主義、理想主義など、様々な立場を取る。聖書の診言葉を出来る限り字義通りに、素直に読む立場を取る我々は「未…

ヨハネの黙示録1章(1)

ヨハネの黙示録は、決して読みやすい箇所ではないのですが、「この預言のことばを朗読する者と、それを聞いて、そこに書かれていることを心に留める人々は幸いである。時が近づいているからである。」(黙示録1:3)と書かれています。

真のキリスト者としての確信

ヨハネの手紙の第一は、私たちに一体何を教えてくれるでしょうか。それは「真のキリスト者」の特徴です。この手紙が書かれた当時、グノーシス主義などの偽りの教えがはびこっていました。彼らは、キリスト者を名乗り、教師でさえありましたが、しかし、その…

愛について考える

ここ数日、ヨハネの手紙を読んで味わい、いろいろと考えさせられ、考え方と生き方とを問われています。 私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。愛する者…

『私は教会のメンバーです』(トム・S・レイナー著, 地引網出版)

あなたにとって、教会のメンバー(会員)であることはどのような意味を持っていますか。『私は教会のメンバーです』という本が邦訳出版されました。これは100頁に満たない短い本ですが、お勧めできる良書です。 私は教会のメンバーです 作者: トム・S・レイ…

『神を知ることについて』(J.I.パッカー著, いのちのことば社)

以前の翻訳は『神について』というタイトルでした、未だにこのタイトルは良くなかったと思っていますが、しかし、翻訳も含めて内容は素晴らしく何度も目を通しました。今度は『神を知るということ』と題された改訂新訳でじっくり読んでいます。私は基本的に…

テトス2章

クリスチャン生活のスタンダード(2章) パウロは、テトスに対して各性別、各世代の信仰者に対してどのような生き方のスタンダード(基準)を示すべきかを教えます。

テトス1章

パウロの若き弟子、テトスはギリシヤ人で、パウロが開拓したクレテ島の教会を牧会していました。 同じ信仰による真実のわが子テトスへ。父なる神および私たちの救い主なるキリスト・イエスから、恵みと平安がありますように。(1:4)

第一テサロニケ4章

パウロは数週間の滞在の中で、クリスチャンとなったテサロニケの人々に福音の基本を教えました。その中には、罪について、イエスの十字架と復活についても含まれていましたし、私たちの復活や再臨などに関するいわゆる「終末論」についての教えも含まれてい…

悔い改めと罪の告白

週に何度か、寝る前にある本を音読して妻と一緒に味わっているのですが、その本の中で多くのことを考えさせられ、教えられ、恵まれています。特に、最近は「悔い改め」「罪の告白」ということについて考えさせられています。

忘れず、心に留めるべきもの

私たちがもし、忘れるべきでないもの、心に留めるべきものをいつも大切にし続けるなら、それは私たちの心、身体、人生に大きな影響を及ぼします。その影響とは、イキイキとあふれる命であり、満足と自由を伴った平安です。

牧会につい考え、学ぶための本 ー15選ー

このブログを見てくださっている方の中には、牧師や信徒リーダーの方々も多いようです。そんな皆さんのために(私の独断と偏見と思い込みと勘違いに基づいて)「牧会」「教会形成」に関する本のお薦め本(+牧会について学ぶなら一応見ておいた方がいいかもね…

ヨブ記29-35章

過去志向に陥るヨブ ヨブは苦しみの中で過去を振り返り、懐かしみます。 ああ、できれば、私は、昔の月日のようであったらよいのに。神が私を守ってくださった日々のようであったらよいのに。あのとき、神のともしびが私の頭を照らし、その光によって私はや…

ディビッド・プラット『ラディカル』

年が明けてすぐに読んだ本の紹介を…。この本の著者であるディビッド・プラットは、1979年生まれ、36歳(2016年1月現在)の牧師です。ニューオーリンズ・バプテスト神学校で二つの博士号(神学、哲学)を取得した後、彼は同神学校の准教授(弁証学・講解説教…

あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます。この細々と続いているブログは、主に、私が牧師を務めている教会のメンバー向けに書いていますが、教会外にも「聖書を学び、聖書で考え、聖書に生きる」というモットーに共鳴して読んでくださっている方々がおられます。皆…

マリア、知っていたかい?

“Mary Did You Know”(マリア、知っていたかい?)というクリスマス曲を味わってみませんか。Mark Lowryが詞を書き、Buddy Greeneが曲を書いて、この動画のヴァージョンでは が歌っています。

広岡浅子とクリスマス

NHK朝ドラ『あさが来た』の録画を見るのが日課になっていますが、涙なしに見られません。様々なテーマが織り込まれていますが、ごく最近は「赦しと和解」のメッセージが前面に出ていたように思います。たった15分のドラマですが、よく作られているなぁと感心…

第二コリント(はじめに)

コリント人への手紙第二を読んでいきます。パウロはこの手紙の中で「私は慰めに満たされ、どんな苦しみの中にあっても喜びに満ちあふれています。」(7:4)と語ります。苦難の中での慰め、弱さの中での強さ、死の中での命、肉体的苦しみの中での霊的な刷新な…

ヨブ記にある両面性

ヨブ記を読んでいくと、彼と友人たちの対話の中には「両面」があることに気づきます。

ヨブ記(聖書の読み方のコツ)

どちらも優れた聖書学者であるゴードン・D・フィーとダグラス・スチュワートは共著書『聖書を正しく読むために(総論)ー聖書解釈学入門』の中で、ヨブ記、詩篇、箴言などの「知恵文学」というジャンルに属する書が、主に以下の三つの仕方で誤って解釈されて…

ヨブ記(はじめに)

さあ、ヨブ記を学んでいきましょう。大富豪であり、敬虔な信仰者であったヨブに、大きな苦難が襲いかかります。それに対してヨブ、その妻、四人の友人たちはどのように応答するでしょうか…。

第一コリント6章

クリスチャン同士の訴訟問題 パウロは教会内の倫理的問題を取り扱っていきます。コリントの教会では、クリスチャンがクリスチャンを相手にして訴訟を起こすといった事態が起こっていました。 あなたがたの中には、仲間の者と争いを起こしたとき、それを聖徒…

第一コリント4-5章

指導者に要求されるもの コリント教会では、どの指導者を支持する派閥に入るか…という分裂騒動が起こっていました。パウロは前章に引き続き、指導者たちをどう見るかについて教えます。これは、現在の私たちが教会の牧師、宣教師などをどのように見るかとい…

第一コリント3章

パウロの話し方 パウロはコリント教会の人々に話す際、「御霊に属する人(spiritual men)」に対してではなく「肉に属する人(worldly, men of flesh)」あるいは「キリストにある幼子(infants in Christ)」対しての話し方をせざるを得ませんでした。つま…

第一コリント2章

パウロは、彼がコリント教会を設立した際のことを思い起こさせます。 さて兄弟たち。私があなたがたのところへ行ったとき、私は、すぐれたことば、すぐれた知恵を用いて、神のあかしを宣べ伝えることはしませんでした。なぜなら私は、あなたがたの間で、イエ…

第一コリント1章

キリストにあるアイデンティティ コリント教会は問題の多い、混乱した教会でした。パウロはそれらの問題を見過ごせない深刻なものととらえていました。しかし、彼はコリント教会を「どうしようもない、失格した、絶望的な教会」とは見ていなかったようです。

第一コリント(はじめに)

コリント人への手紙の第一を読む上で、いくつかの予備知識を提供しておきたいと思います。