エズラ記
神の計画に挑戦する罪 エズラのもとに非常に残念な報告が届けられ、彼は大きなショックを受けます。それは、エルサレムに帰還して数十年を経たイスラエルの民、祭司やレビ人たちが、律法で禁じられている異教徒との結婚をしていたのです。しかも、その罪を率…
いよいよエズラの登場です。6章と7章以下の出来事の間に、実は55-56年ほどの時間が経過しています。聖書は必ずしも、すべての出来事を時系列に記録したり、同じ程度に詳しく扱ったりはしていません。神ご自身のご性質、ご計画、約束などを私たちに伝えること…
エズラ記を読み始めてしばらくすると気がつくのは「あれ?エズラが出てこないぞ」ということです。エズラは、紛れもなくエズラ記の主人公であり、この書の重要な部分を書き記した人物ですが、7章以降にしか登場しません。
私たちの持っている聖書*1の中にある各書物は、書かれた順に並んでいる訳でも、書物が扱っている歴史上の出来事の順に並んでいる訳でもなく、「文学上のジャンル別」に並んでいます。 *1:ユダヤ人たちの持つヘブル語聖書は配列が異なる。