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道奥 MICHINOKU せみなりお

聖書を学び、聖書で考え、聖書に生きる

マタイ12-13章

マタイ

12章は「ユダヤ人指導者が公にイエス様を拒絶する」という箇所です。「たら・れば」の話しになってしまいますが、もし、彼らがイエス様を拒絶せずに受け入れていれば、旧約聖書時代に彼らがずーーーーーーっっと待ち望んでいた「メシアが統治する王国(御国)」はすぐに到来したはずです。

 

しかし、ユダヤ人はイエス様を拒絶し、その結果、実は私たち「異邦人」にチャンスが訪れました。これも不思議な神のご計画であり、旧約時代には一切隠されていたことであり、イエス様が初めて弟子たちに明らかになさったことでした。これを「奥義」(隠されていたもののベールが取り除かれる)と言います。ちなみにパウロは、さらにこの奥義を詳細に説き明かしました(参照:エペソ3:5-6など)。

 

「イエスは答えて言われた。『あなたがた(弟子たち)には、天の御国の奥義を知ることが許されているが、彼ら(ユダヤ人指導者やそれに従う多くの群衆)には許されていません。』」(13:11)


旧約時代の人々が求めても知ることができなった秘密について、イエス様はこの弟子に明らかにしました。13章の「天の御国のたとえ」は、私たちがやがて入れられる千年王国や永遠の天国についてのたとえではありません。私たちの心の中の神の国でもありません。これらのたとえは、ここで初めて「奥義」として現され、今に至るまで長〜〜〜いこと続いている「暫定的な御国」(≒キリスト教界の時代)のことを指しているたとえです。

 

思い切って言うと(厳密には少し違うのですが)、この箇所の「天の御国」を「キリスト教史」「キリスト教界」と読み替えて読むと理解しやすくなると思います。


たとえの一つ一つのについての解説はまた時を改めたいと思いますが、参考までにマタイの福音書の大まかな構成を以下に記しておきます。これを踏まえて読むと、少し理解しやすくなるかと思います。


____________

 

マタイの福音書は、イエス様を「長年待望されたメシア=御国の王」として描いています。


1. 王の待望
A. 誕生(1:1-2:23)
B. 公生涯の始まり(3:1-4:25)
2. 王の権威
A. 山上の説教(5:1-7:29)
B. 神の子のしるしとしての奇跡(8:1-9:38)
3. 王の行動計画
A. 十二使徒の選びと派遣(10:1-11:1)
B. 王としての宣教(11:2-12:50)
4. 王の敵対者たち
A. 天の御国のたとえ(13:1-52)
B. 御国をめぐる葛藤(13:53-17:27)
5. 王の統治
A. 信仰者の子どもらしさ(18:1-35)
B. エルサレムでの活動(19:1-23:39)
6. 王による贖罪
A. オリーブ山の説教(24:1-25-46)
B. 十字架と復活(26:1-28:15)
7. 王からの任務(28:16-20)


(MacArthur Study Bibleを参考にして作成しました)