何年も無理なスケジュールを続け、自分の容量を越えたストレスを誰にも相談せずに抱え込み、燃え尽きに状態なってボクはある日、倒れてしまった。
しばらくして、そんなボクにある経験豊かな先輩牧師が語ってくれたこと…
何かについて"NO"を言うとき、ネゴシエーション(交渉)を始めたらダメだ。だいだい人はまず、自分自身の中で自分とネゴシエーションをし始めるんだ。
例えば、頼まれごとをした時に、心の中では「それはホントに自分の仕事なんだろうか?」と疑問や違和感を感じることがある。でも、断りにくい状況だったり、相手と摩擦を起こしたくないという思いだったりの中で「こういう風にやりくりすれば時間も体力もなんとかなるかな? この部分だけなら、なんとかやってできないことはないんじゃないかも?」って考える…。これが自分とのネゴシエーション。
そして、だんだん妥協をし始めてしまい、結局はNOが言えなくなったり、中途半端なNO(もはやNOではない)になってしまったり…。
NOを言うべき時には思い切ってばっさりとNOを言わなきゃね。それは、本当に大切なことに対してしっかりと「YES」を言うためなんだ。
「こういう風に例えてみると分かり易いかな」と言って、この先輩牧師は続けた。
僕らは、届いた荷物を突っ返すことが出来ずに、ついつい「とりあえず受け取る」ということをしてしまう。本当に自分の家に届いた荷物かどうかも確認せずにね…。そして、その荷物は未処理のままで玄関に溜まっていき、玄関の出入りもだんだん難しくなり、生ものが腐り始めたり…ということが心の中で起こるわけ…。
だから、住所(自分の領域)をはっきりと定め、荷物が着た時にはちゃんと宛先を確認し、もしも違っている場合は「これはウチじゃありません」と突っ返せるようにすべきだと思うよ。
イエス様のことば…
「…どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。…」(ルカ10:42)
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