現代において最も有名な無神論者はこのように語っています。
「信仰とは大変な言い逃れ。根拠を検討して考えることを避けるための、最たる言い訳に過ぎない」(リチャード・ドーキンス)
しかし、「私は無神論者だ」という人々も、「神などいない」という“信仰”を強く持っている“信仰者”である場合が非常に多いのです。
ドーキンスは日本でもよく知られている人物で、宗教、信仰、聖書、キリスト教に対して非常に厳しい発言を続けている人物です。ブログ読者の皆さんにはお勧めしませんが、私は敢えて彼の本も読みますし、耳を傾けるべき部分もなくはないと思っています。
しかし、彼の主張のほとんどは「神などいない」という“信仰”を前提にして語られており、共鳴することはできません。彼は最近「ダウン症の子どもを生む事は非道徳的ことである」などと発言して物議をかもし、しばらくして発言の撤回をしています。
愚か者は心の中で、「神はいない」と言っている。彼らは腐っており、忌まわしい事を行なっている。善を行なう者はいない。(詩篇14:1)
さて、こういった動画もありますので参考までに紹介します。これは、冒頭に先のドーキンスの言葉を紹介した上で、神などいないという“信仰”、無神論という“宗教”に切り込んでいく作品です。独特のアプローチではありますが、私にとっては共鳴する部分も多くあり、興味深い作品です。
進化論 対 神 ~ Evolution vs God~ - YouTube
【特に興味のある方へ】「神は妄想だ」と語るドーキンスに対して、神学者アリスター・マクグラスが反論している書物です。神学者として知られるマスグラスですが、そもそもは分子生物学の博士号をオックスフォード大学から取得した科学者です。
- 作者: A.E.マクグラス,J.C.マクグラス,A.E. McGrath,J.C. McGrath,杉岡良彦
- 出版社/メーカー: 教文館
- 発売日: 2012/07
- メディア: 単行本
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宇宙は神が造ったのか?――聖書の「科学」を調べたジャーナリストの記録 (Big Box, Little Box)
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