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道奥 MICHINOKU せみなりお

聖書を学び、聖書で考え、聖書に生きる

第一列王2章

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2章は、ダビデの死の場面です。彼は息子にこう語りかけます。

 

「私は世のすべての人の行く道を行こうとしている。強く、男らしくありなさい。あなたの神、主の戒めを守り、モーセの律法に書かれているとおりに、主のおきてと、命令と、定めと、さとしとを守って主の道を歩まなければならない。あなたが何をしても、どこへ行っても、栄えるためである。そうすれば、主は私について語られた約束を果たしてくださろう。すなわち『もし、あなたの息子たちが彼らの道を守り、心を尽くし、精神を尽くして、誠実をもってわたしの前を歩むなら、あなたには、イスラエルの王座から人が断たれない。』」(2:2-4)


このことばは、私たちの生涯にも重なる内容です。「男らしさ」といった考えやことばは、現代において敬遠されがちです。「男女の区別をせず、自分らしく」といった考えが持て囃されているからです。しかし、聖書は明確に「聖書的な男性らしさ」を語ります。それは、「率先して主に従い、主の道を歩む姿を通して他者を導く」という在り方です。

 

私たち自身は自力でそのような主の道を歩むことができませんが、道であり、真理であり、命である主イエス様が私たちと一つになってくださり、私たちを栄えへと導いてくださいます。ダビデはこの後、王の命に背いて暴走しがちだった武将ヨアブ、王を呪ったシムイなどを野放しにしないよう忠告します。

 

「ダビデは…以前に実行することができなかった復讐の心情を吐露したのではなく…子である世継ぎと語るとき、このような勢力のある邪悪な徒党を組む人々によって年が若く経験のない王に危険がふりかかることを見抜いていたのです。」(A.イーダーシャイム)


王として四十年統治したダビデは生涯におけるすべての行程を全うして息を引きとり、ソロモンが正式に王として即位しました。

 

彼は長寿に恵まれ、齢も富も誉れも満ち満ちて死んだ。彼の子ソロモンが代わって王となった。(1歴代誌29:28)

 

ダビデは、その生きていた時代において神のみこころに仕えて後、死んで父祖たちの仲間に加えられ、ついに朽ち果てました。(使徒13:36)

 

ソロモンが王位に着くと、あのアドニヤは不穏な動きを始めます。晩年のダビデに仕えていた美女アビシャグを自分の妻にしてくれるよう、王母バテ・シェバに頼むのです。しかし、これは王に対する大いなる挑戦です。当時一般的に、王の側女を引き継ぐということは王としての権力を引き継ぐ事を意味しました。つまり、正式な王位を与えられなかったアドニヤは、別な形で自分の権力や影響力を保とうとしたのです。彼が謙遜にソロモンの王権を認め、弟に仕えたならば、彼の生涯は全く違ったものになったでしょう。

 

「神は、高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みをお授けになる。」(ヤコブ4:6)


前章の終わりで、私たちは平和の王ソロモンがアドニヤに寛大な扱いをしたことを見ました。しかし、「何でもかんでも許可する」ということではありません。一線を越えてしまったアドニヤに対してソロモンは毅然と対処します。アドニヤの謀反に協力した祭司エブヤタルも罷免し、越えるべきでない一線を越えてしまっていた将軍ヨアブとシムイに対しても死を与えます。出エジプト記では、時には、祭壇に逃げ込んだ人物を処罰しなければならない場合があると教えられています。

 

しかし、人が、ほしいままに隣人を襲い、策略をめぐらして殺した場合、この者を、わたしの祭壇のところからでも連れ出して殺さなければならない。(出エジプト21:14)

 

私たちには寛大さが必要です。有無を言わせず、弁明の機会も与えず、いきなり相手を切り捨てることがあってはなりません。しかし、この寛大さは無制限に相手の好き勝手にさせることでもありません。「これは越えてはならない」というラインを明確に示すこと、それを越えてしまった時には毅然とした対処をすることも非常に大切です。

 

ともすると、現代のクリスチャンたちは「赦し合いましょう」「受け入れ合いましょう」ということばを合い言葉にして「義」をないがしろにしてしまう傾向があります。それでは真の意味で平和を築くことにならないでしょう。

 

分派を起こす者は、一、二度戒めてから、除名しなさい。このような人は、あなたも知っているとおり、堕落しており、自分で悪いと知りながら罪を犯しているのです。(テトス3:10-11)


陰謀や反乱を起こす人々をしっかりと排除し、平和の王ソロモンは王国を確立します。これは父の遺言に沿ったことでした。

 

 

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