道奥 MICHINOKU せみなりお

聖書を学び、聖書で考え、聖書に生きる

悔い改めと罪の告白

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週に何度か、寝る前にある本を音読して妻と一緒に味わっているのですが、その本の中で多くのことを考えさせられ、教えられ、恵まれています。特に、最近は「悔い改め」「罪の告白」ということについて考えさせられています。

 

これらのことは何も特別なことではなく、主と兄弟姉妹たちの前にいつも、何度でもし続けていくべきことなのだと思わされています。それは時に難しいことなのですが、主は必ず助けてくださり、悔い改めと罪の告白を通して私たちに自由と平安をもたらしてくださいます。

 

罪とは、私たちが勝手に「罪」と思う事柄ではありません。私たちは罪責感を感じるべきでない事柄についても、恥や咎めを覚えることがあります。また反対に、私たちが罪とは思わなくても「罪」であることはいくらでもあります。「これぐらい普通」と思っていることでも、神に対する深刻な反逆であることもしばしばあるのです。

 

基準はあくまで神ご自身であり、神の御言葉です。ですから、御言葉を正しく知れば知るほど、私たちはより自分たちの罪に気がつくようになります。「それは苦しいことではありませんか?」という疑問を持たれる方々もおられます。確かに、もし、主イエス・キリストの十字架と復活による罪の赦しと救いがなければ、罪に気づくことは絶望以外の何物でもありません。しかし、私たちには罪の解決が与えられているのです!

 

もし、何らかの罪に気づいたら、まずは主に対してそれを告白し、罪を悲しみつつ赦しを求めましょう。そして、この罪のために主の十字架があったことを覚えつつ、感謝と賛美をもって赦しを受け取りましょう。もしそれをせずにいるなら、私たちは内側から弱り、苦しむことになります*1

 

幸いなことよ。

そのそむきを赦され、罪をおおわれた人は。

幸いなことよ。主が、咎をお認めにならない人、

その霊に欺きのない人は。

私は黙っていたときには、一日中、うめいて、

私の骨々は疲れ果てました。

それは、御手が昼も夜も私の上に重くのしかかり、

私の骨髄は、夏のひでりでかわききったからです。

私は、自分の罪を、あなたに知らせ、

私の咎を隠しませんでした。

私は申しました。

「私のそむきの罪を主に告白しよう。」

すると、あなたは私の罪のとがめを赦されました。

(詩篇32より)

 

自分のそむきの罪を隠す者は成功しない。それを告白して、それを捨てる者はあわれみを受ける。(箴言28:13)

 

また、罪の告白は、単に「個人的」なことではありません。これは「共同体的」な事柄です。私たちは罪を抱え込んだままだと、どうしてもクリスチャン同士の交わりを避けようとします。

 

もし私たちが、神と交わりがあると言っていながら、しかもやみの中を歩んでいるなら、私たちは偽りを言っているのであって、真理を行なってはいません。しかし、もし神が光の中におられるように、私たちも光の中を歩んでいるなら、私たちは互いに交わりを保ち、御子イエスの血はすべての罪から私たちをきよめます。もし、罪はないと言うなら、私たちは自分を欺いており、真理は私たちのうちにありません。もし、私たちが自分の罪を言い表わすなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。もし、罪を犯してはいないと言うなら、私たちは神を偽り者とするのです。神のみことばは私たちのうちにありません。(1ヨハネ1:6-10)

 

ですから、あなたがたは、互いに罪を言い表わし、互いのために祈りなさい。いやされるためです。義人の祈りは働くと、大きな力があります。(ヤコブ5:16)

 

「罪の告白に関する7つのA」というものがあります。互いに罪を言い表す生き方をする上で非常に参考になるのでシェアします。

 

Seven A’s of Confession

1. Address everyone involve.

2. Avoid "if..." "But..." "Maybe..."

3. Admit specifically.

4. Apologize-express sorrow or regret.

5. Accept the consequences.

6. Alter your behavior.

7. Ask forgiveness.

peacemaker.net

 

日本語にすると…(英語では頭文字がAで揃っているのですが、日本語ではバラバラです^_^)

 

1. 言い表す

単に神に告白するだけではなく、“その罪”によって直接影響を受けた人々皆に言い表す。


2. 避ける

「でも」「だけど」「多分」といった弁解めいた表現を避ける。


3. 認める

具体的な罪の内容を認め、事柄を曖昧にしない。


4. 謝罪する

悲しみや後悔を伴った心からの謝罪をする。


5. 受け入れる

罪の結果として刈り取るべきものを受け入れる。


6. 改める

罪深い行動を改める。


7. 赦しを請う

被害を与えた相手から赦しを求め、和解をする。

 

私は、これらのことにおいて、模範となるような歩みを十分にしてこなかったことを認めざるを得ません。主よ、そして、教会の家族の皆さん、どうぞ赦してください。罪を悔い改め続け、罪を告白し続け、十字架を通してもたらされる赦しの恵みを味わい続け、人の心と生活を大いに変える神の偉大な力を味わい続け、主をほめたたえ続ける歩みをしていきたいと心から願っています。そして、この歩みを皆さんと共に続けることを。

 

 

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www.gotquestions.org

*1:もちろん、すべての苦しみが特定の罪に起因しているとは限らない。