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道奥 MICHINOKU せみなりお

聖書を学び、聖書で考え、聖書に生きる

ヨハネの黙示録6章〜16章(患難時代の裁きについて)

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7年間の患難時代(大患難時代)におこる裁きは、この図のような構造になっています。第七の封印の中身は「第一から第七のらっぱ」で、第七のラッパの中身が「第一から第七の鉢」となっています。

 

この裁きの中で何が起こるのでしょうか…。具体的にどのようなことが起こるかはっきりと分からない部分もありますし、ちょっと読んだだけで「恐ろしい」という印象を受けるでしょう。これらの箇所を読むとき、残念ながら多くの人々が次に挙げる二つの両極端な解釈をしがちです。

 

・自分の理解しやすいように象徴的な解釈をする(この◯◯は、きっと△△を象徴的に指し示しているのだろう…といった読み方)。

 

・世界情勢にことごとく結びつけて解釈する(この二億の騎兵はきっと中国軍のことだ…といった読み方)。

 

私たちが「私的解釈」を避けるためにまずすべきことは、聖書本文をできるだけ丁寧に「観察」することです。この黙示録6-16章をを観察し、大まかにまとめることをしてみましょう。

 

第一の封印:白い馬に乗り、弓を持ち、冠を与えれた者が現れる*1(6:1-2)

第二の封印:世界大戦による流血が起こる(6:3-4)

第三の封印:飢饉による食糧価格の暴騰(6:5-6)

第四の封印:世界人口の四分の一が戦乱や疫病や飢饉で死亡する(6:7-8)

第五の封印:聖徒たちが迫害される(6:9-11)

第六の封印:かつてなかった未曾有の天変地異が起こる(6:12-17)

第七の封印:静けさ、そして、七つのラッパ

 

第一のラッパ:地に雹(ひょう)と日が降り、地表の三分の一が焼ける(8:7)

第二のラッパ:燃える山のようなものが海に落ち、海の3分の1が害を受ける(8:8-9)

第三のラッパ:燃える大きな星が落下し、水を汚染する(8:10-11)

第四のラッパ:天体の光の三分の一が失われる(8:12-13)

第五のラッパ:星が地上に落ち、地下から人を苦しめるいなごが現れる(9:1-12)

第六のラッパ:ユーフラテス川周辺につながれていた悪霊たちが解き放たれ、人類の残りの三分の一を滅ぼす(9:14-21)

第七のラッパ:七つの鉢の裁きのあらわれ

 

第一の鉢*2:獣の刻印(14:9-11参照)を受けている人々が悪性の腫物に悩む(16:2)

第二の鉢:海が血のようになり、生物が死に絶える(16:3)

第三の鉢:淡水が血になり、それを飲料にせざるを得なくなる(16:4-7)

第四の鉢:太陽からの激しい炎熱で焼かれ、人々は神を呪う(16:8-9)

第五の鉢:獣の座が裁かれ、獣の国が暗くなる(16:10-11)

第六の鉢:ハルマゲドンの戦いのため王たちが集結(16:12-17)

第七の鉢:空前の大地震などの大災害が起こり、エルサレムは三つに裂ける(16:17-21)

  

 

聖書預言の旅

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*1:19章に出て来る「白い馬」にはキリストが乗っている。しかし、6章に出てくる存在は文脈から見て、ダニエル9:27、マタイ24:15-16、2テサロニケ2:3-4などに預言されている「反キリスト」であると考えられる。反キリストの「反」とは、反対する・敵対するという意味以上に「偽」「代わりを演じる」という意味合いがある。彼は成功に成功を重ねながら、世界中の人々からの栄誉を受け、支配を手に入れてくことになるだろう。

*2:水をいれる器、取っ手のついたカップのようなものを指す