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道奥 MICHINOKU せみなりお

聖書を学び、聖書で考え、聖書に生きる

ヨハネの黙示録20章

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閉じ込められるサタン

 

悪魔、サタン、竜、古い蛇は、同じ存在を指しています。

 

また私は、御使いが底知れぬ所のかぎと大きな鎖とを手に持って、天から下って来るのを見た。彼は、悪魔でありサタンである竜、あの古い蛇を捕らえ、これを千年の間縛って、底知れぬ所に投げ込んで、そこを閉じ、その上に封印して、千年の終わるまでは、それが諸国の民を惑わすことのないようにした。サタンは、そのあとでしばらくの間、解き放されなければならない。(20:1-3)

 

主イエスが、ガダラ人の地で悪霊に憑かれた人物を解放した箇所を思い出してください。悪霊たちは主に「底知れぬ所に行け、とはお命じになりませんように」(マタイ8:31)と願いました。その「底知れぬ所」にサタンは千年間、閉じ込められます。

 

千年王国

 

また私は、多くの座を見た。彼らはその上にすわった。そしてさばきを行なう権威が彼らに与えられた。また私は、イエスのあかしと神のことばとのゆえに首をはねられた人たちのたましいと、獣やその像を拝まず、その額や手に獣の刻印を押されなかった人たちを見た。彼らは生き返って、キリストとともに、千年の間王となった。…この第一の復活にあずかる者は幸いな者、聖なる者である。この人々に対しては、第二の死は、なんの力も持っていない。彼らは神とキリストとの祭司となり、キリストとともに、千年の間王となる。(20:4,6)

 

この箇所に繰り返し出て来る「千年」が、再臨されたメシヤがこの地上に打ち立てる神の国を「千年王国(Millennial Kingdom)」と呼ぶ由来になっています。旧約に数々の預言があるように、メシヤご自身がエルサレムでダビデの王座につき、ダビデや十二使徒らと共に平和と公正な統治をなさるようになるという預言の成就を信じます。アブラハムと神との間に交わされた土地の約束は未だ成就していませんが、千年王国においてそれが実現することを私は信じます。そして、私たちもキリストの祭司、キリストと共に治める王となることを信じます!

 

そこで、イエスは彼らに言われた。「まことに、あなたがたに告げます。世が改まって人の子がその栄光の座に着く時、わたしに従って来たあなたがたも十二の座に着いて、イスラエルの十二の部族をさばくのです。」(マタイ19:28)

 

第一の復活、第二の死

 

第一の復活」とは、初穂であるキリストに続いて私たち信者が経験する「身体のよみがえり」のことであり、栄光ある完全な姿に変えられる「栄化」のことです。これにあずかるタイミングですが、患難時代に入る前(教会時代)のクリスチャンたちは携挙の際です。患難時代に殉教した聖徒たちと旧約時代の聖徒たちは再臨後に復活すると考えられます。それが上の箇所で「彼らは生き返って」と書かれている意味です。また、「第二の死」とは、肉体の死の後に「永遠の死(滅び、神との断絶)」を経験するという意味です。

 

惑わされる人々

 

「ついに千年王国だ!」と思ってホッとした後でこの箇所を読むと、私たちは一瞬戸惑ってしまいます。

 

しかし千年の終わりに、サタンはその牢から解き放され、地の四方にある諸国の民、すなわち、ゴグとマゴグを惑わすために出て行き、戦いのために彼らを召集する。彼らの数は海べの砂のようである。彼らは、地上の広い平地に上って来て、聖徒たちの陣営と愛された都とを取り囲んだ。すると、天から火が降って来て、彼らを焼き尽くした。(20:7-9)

 

まず確認しておきたい大切なことは、復活にあずかって「栄化」された者たちが惑わされたり、罪を犯したりすることは決してないということです。

 

では、ここで惑わされる人々は誰なのか…。それは患難時代を生き延びて、地上の肉体(罪を犯しうる肉体)をもったまま千年王国に入れられた人々*1の子孫たちであると考えるのがふさわしいでしょう。サタンが地に閉じ込められている間は、彼らの罪は大いに抑制され、千年王国にはエデンの園のような麗しさがあるでしょう。そこでは旧約聖書にある数え切れないほどの預言が成就します。ところが、一度サタンが解き放たれると、残念ながら彼らの多くがサタンに付き従い、エルサレムに襲いかかるのです。

 

永遠の苦しみ

 

しかし、神ご自身から降される火が一瞬の内に彼らを焼き尽くします。そして、彼らは白い御座の前で裁きを受け、永遠に苦しむことになります。これが第二の死です。

 

そして、彼らを惑わした悪魔は火と硫黄との池に投げ込まれた。そこは獣も、にせ預言者もいる所で、彼らは永遠に昼も夜も苦しみを受ける。(20:10)

 

ひとこと…

 

「終末」「千年王国」「地獄」などは、非常に刺激的なテーマであり、ある人々はそれを扱うことを危険視したり、避けたりします。そのような人々にとってキリスト教は「良い生き方をするための道徳の教科書」のようなものでしかない場合が少なくありません。その結果、黙示録や聖書の預言を丁寧に教えることもしなくなってしまいます。これは大いに問題です。なぜなら、これらの将来に関する教えは私たちの「希望の根拠」となるものだからです。

 

しかし、一方、誤った形で終末を強調し、人々を惑わす人々がいます。神ご自身の偉大さ(とそれに伴う正しい畏れ)を伝えることよりも、地獄への恐怖心に訴えて伝道しようとする人々もいます。これは大変恐ろしい逸脱です。

 

www.christiantoday.co.jp

 

御言葉を丹念に学びながら見分ける力を養っていく必要があります。それは地道で、地味な歩みですが、主が喜ばれる歩みです。共に、聖書を学び、聖書で考え、聖書に生きる者へと変えられ続けていきましょう!

 

 

 

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*1:彼らはマタイ25:31~46で行われる裁きによって永遠の命に入れられる人々であろう。