道奥 MICHINOKU せみなりお

聖書を学び、聖書で考え、聖書に生きる

先輩牧師から学ぶ

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「教会再生のための最も良いリソースの一つは、それを実際に行った牧師から学ぶことである。」(ビル・ヘナード)


私が牧師になりたての二十代の頃、ほとんど面識もない何人かの先輩牧師たちに電話や手紙で頼み事をしました。その内容は「どうやって牧会をしたら良いか僕に教えてください」というものです。

 

所属している教派も違う、得体の知れない若造であった私の不躾な頼みに、彼らは快く応じてくれました。そして、貴重な時間を捧げ、こちらの悩みに耳を傾け、懇切丁寧に質問に答え、牧会の在り方、リーダーシップについて、説教について、家庭形成や自己形成などについて詳しく教えてくれました。

 

その中には絶対に他では聞けないである貴重な裏話、失敗談などもありました。

 

その上、その牧師たちは大抵、食事までご馳走してくれて、さらには泊めてくれたり、温泉に連れて行ってくれたり…。なんというサービス…。


私は人に頼みごとをするのが苦手ですが、あの時ばかりは図々しく飛び込みました。瀕死の状態にあった教会に赴任したばかりの当時、神学校で学んだことや自分なりのアイディアがほとんど役に立たず、どうして良いか分からなくて必死だったのです。あの時、力になってくれた先輩牧師たちには本当に感謝しています。そして、勇気を出して良かったと心から思っています。

 

若いリーダーの皆さん、そんな先輩を見つけて下さい。思い切って自分から近づいて行ってください。向こうから「俺が教えてやろう」と近づいてくる先輩は、それなりの割合で単に先輩風を吹かせたいだけの人だったりしますので…(涙)。

 

私が大失敗をしたり、落胆してどん底を味わっている時も、彼らは適度な距離感で寄り添い、励まし、時には叱咤してくれました。今でも背中を見せ続けてくれている先輩たちを心から尊敬していますし、自分も、その何分の一かでも良いから後輩たちの力になれる者でありたいと思っています。

 

私で役に立てることがあるなら、ぜひ声をかけてください。

 

「しかし、あなたは、どのような場合にも慎み、困難に耐え、伝道者として働き、自分の務めを十分に果たしなさい。」(テモテへの手紙第二4章5節に記されている先輩牧師パウロから後輩牧師テモテへの言葉)

 

 

 

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Pastoral Ministry: How to Shepherd Biblically (MacArthur Pastor's Library)

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