道奥 MICHINOKU せみなりお

聖書を学び、聖書で考え、聖書に生きる

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ネヘミヤ記13章(2)

ネヘミヤの格闘は最後まで続きました。

ネヘミヤ記13章(1)

ネヘミヤは、彼が祖国に帰還することを許してくれたアルタシャスタ王のもとにしばらく戻りました。不在期間は1-2年でしたが、一体何が起こったでしょうか。それは民の信仰の後退でした。この13章を見ると、復興・再建の格闘に終わりはないということがよく分…

ネヘミヤ記10-12章

従順の盟約 神の偉大さ、善さ、恵み深さ、そして、自分たちの罪ゆえに、イスラエルの民は「盟約」を結びます。このことが9章の終わりに記されています。 これらすべてのことのゆえに、私たちは堅い盟約を結び、それを書きしるした。そして、私たちのつかさた…

ネヘミヤ記9章

イスラエルの民の中で聖書の地位が回復しました。彼らは断食をし、悔い改めの表現として荒布を着け、土をかぶって集まりました。 彼らはその所に立ったままで、昼の四分の一は、彼らの神、主の律法の書を朗読し、次の四分の一は、告白をして、彼らの神、主を…

聖書の真理を発見する!? 〜メッセージ準備の舞台裏〜

先日、礼拝のメッセージでメトシェラの死去と洪水の年が同じという話をしましたが、後でどなたかが「このことは先生が発見したのだと思った」と仰っているのを聞いて、ちょっと焦りました。残念ながらそうではありません!

ネヘミヤ記8章(2)

神への罪を悲しむ 聖書が正しく解き明かされ、人々がそれを理解し、神を礼拝する中で、今度は何が起こるでしょうか。 総督であるネヘミヤと、祭司であり学者であるエズラと、民に解き明かすレビ人たちは、民全部に向かって言った。「きょうは、あなたがたの…

ネヘミヤ記8章(1)

神のご計画の目的は、神殿や城壁の物理的な再建そのものではなく、民の霊的な再建です。8章ではいよいよ、リーダーであるネヘミヤと教師であるエズラの協力により、その再建プロジェクトが進められます。

ネヘミヤ記7章

城壁の再建は、7章1節にある「とびらの取りつけ」によって正式に完了します。ネヘミヤは、この後、誠実で神を恐れるリーダーたちをエルサレムの治安長官として任命し、さらに系図の吟味を行いました。 私の神は、私の心を動かして、私がおもだった人々や、代…

ネヘミヤ記6章

ネヘミヤが主導して行われた城壁工事は、長さ3kmx高さ2.4mx 厚さ(幅)2.75mの大工事でした。しかし、それが驚くべき速さで完成します。始めることは簡単ですが、成し遂げるのは本当に難しいものです。 さて、私が城壁を建て直し、破れ口は残されていない…

ネヘミヤ記5章

神から委ねられた使命とビジョンを携え、ネヘミヤは城壁再建に励みます。それに相応しい人格や様々な資源、協力者も整い、いよいよ具体的な建設が始まったのです。外部からの抵抗勢力も現れましたが、ネヘミヤはそれを勇敢に、知恵深く対処しました。 しかし…

ネヘミヤ記4章

ネヘミヤが取り組んだプロジェクトは、神ご自身の計画でした。神のご計画は、その途中にどんな困難があっても最終的に神がご自身の手で成し遂げられます。 もう一度、思い巡らしましょう。 「神ご自身が何をしておられるかをよく見て、それに参加しなさい。…

ネヘミヤ記2-3章

ネヘミヤの資質として「味方を得る力」を挙げました。ユダヤ人たちはネヘミヤを通して分かち合われた神からの情熱、重荷、ビジョンを自分のものとし、その実現のために自分を捧げています。ネヘミヤはどのようにビジョンを分かち合ったのでしょうか。

ネヘミヤ記2章

ネヘミヤは情熱をもって神からのビジョンを受け取り、そのビジョンを明確にし、ビジョンを人々に分かち合い、それを成し遂げて行きます。そのプロセスにおいて大いに用いられたのは、彼がそれまで身につけていた人格的な資質であると考えられます。

ネヘミヤ記1章

ビジョンのために現状を知る ハカルヤの子ネヘミヤのことば。第二十年のキスレウの月に、私がシュシャンの城にいたとき、私の親類のひとりハナニが、ユダから来た数人の者といっしょにやって来た。そこで私は、捕囚から残ってのがれたユダヤ人とエルサレムの…

ネヘミヤ記(はじめに)

聖書全体のテーマは、「壊れたものの再建」ということもできるでしょう。この東北は復興の途上にありますが、神の創造されたこの世界も本来の姿へと復興する途上なのです。このネヘミヤ記も、バビロニア帝国によって破壊されたエルサレムの城壁再建がテーマ…

エズラ記9-10章

神の計画に挑戦する罪 エズラのもとに非常に残念な報告が届けられ、彼は大きなショックを受けます。それは、エルサレムに帰還して数十年を経たイスラエルの民、祭司やレビ人たちが、律法で禁じられている異教徒との結婚をしていたのです。しかも、その罪を率…

エズラ記7-8章

いよいよエズラの登場です。6章と7章以下の出来事の間に、実は55-56年ほどの時間が経過しています。聖書は必ずしも、すべての出来事を時系列に記録したり、同じ程度に詳しく扱ったりはしていません。神ご自身のご性質、ご計画、約束などを私たちに伝えること…

エズラ記1-6章

エズラ記を読み始めてしばらくすると気がつくのは「あれ?エズラが出てこないぞ」ということです。エズラは、紛れもなくエズラ記の主人公であり、この書の重要な部分を書き記した人物ですが、7章以降にしか登場しません。

エズラ記(はじめに)

私たちの持っている聖書*1の中にある各書物は、書かれた順に並んでいる訳でも、書物が扱っている歴史上の出来事の順に並んでいる訳でもなく、「文学上のジャンル別」に並んでいます。 *1:ユダヤ人たちの持つヘブル語聖書は配列が異なる。

ローマ人への手紙15章後半-16章

ユダヤ人と異邦人 いよいよローマ人への手紙の終わりです。15章の後半でパウロは、ユダヤ人と異邦人というテーマを扱います。 私は言います。キリストは、神の真理を現わすために、割礼のある者のしもべとなられました。それは父祖たちに与えられた約束を保…

ローマ人への手紙14-15章前半

繰り返しますが、1-8章は救いに関する教理、9-11章はイスラエルの救いについて、そして、12章以降はそれらの真理に基づいた「クリスチャン生活の実践」が主題です。12章は神への献身、13章は権威への従順を扱っています。そして、14章1節から15章13節は「弱…