道奥 MICHINOKU せみなりお

聖書を学び、聖書で考え、聖書に生きる

2018-01-01から1年間の記事一覧

教会の再生と牧会理念(1)

教会は死ぬのか? 8,000ほどある日本のプロテスタント教会、信徒数が55万人、礼拝出席32万人と言われています。その中で、信徒の平均年齢は約63歳、牧師の平均約70歳という現状です。これは、日本社会全体の高齢化よりも遥かに進行した状態です。

先輩牧師から学ぶ

「教会再生のための最も良いリソースの一つは、それを実際に行った牧師から学ぶことである。」(ビル・ヘナード) 私が牧師になりたての二十代の頃、ほとんど面識もない何人かの先輩牧師たちに電話や手紙で頼み事をしました。その内容は「どうやって牧会をし…

心を奪われ続けるべき働き(4)

…教え…に専念しなさい。(1テモテ4:13) この「教え」という言葉は、第一・第二テモテ、テトスという、いわゆる「牧会書簡」と呼ばれる手紙の中に15回出てきます。さらに、これらの書簡の中では「健全な教え」という特徴的な言葉が何度か用いられています。…

心を奪われ続けるべき働き(3)

私が行くまで、聖書の朗読と勧めと教えとに専念しなさい。(1テモテ4:13 ) 前回は、この御言葉から、聖書の朗読に専念しなさいという教えについて考えました。聖書を学んで準備し、しっかりと朗読し、それを解説することがいかに大切であるかを確認すること…

心を奪われ続けるべき働き(2)

私が行くまで、聖書の朗読と勧めと教えとに専念しなさい。 (第一テモテ4:13) この箇所を原語で見てみると、「私がいくまで」の後、すぐに「専念しなさい」という命令形の動詞が出てきます。「私がいくまで…専念しなさい! これと、これと、これに…」。パウ…

心を奪われ続けるべき働き(1)

皆さんはなにかに専念していますか? 聖書は教会の指導者たちに対して、あることに専念し、心血を注ぐように教えています。 私が行くまで、聖書の朗読と勧めと教えとに専念しなさい。(第一テモテ4:13)

神の家の行動様式

第一テモテの3章14-15節には、パウロがこの手紙を書き送った目的について次のように書かれています。 私は、近いうちにあなたのところに行きたいと思いながらも、この手紙を書いています。それは、たとい私がおそくなった場合でも、神の家でどのように行動す…

教会再活性化のためにリスクを冒すリーダー

新しい教会開拓をする人々は「リスクを冒す人々」とみなされます。資金もなく、建物もなく、人材足りない中でそれを行うことは、誰がどう見てもリスクの高いことです。 しかし、トム・レイナー博士は「教会開拓には確かにリスクがあります。しかし、教会の再…

再活性化せよ ーなぜ、そして、どのようにして、死にゆく教会を取り戻すべきなのかー

『再活性化せよ ーなぜ、そして、どのようにして、死にゆく教会を取り戻すべきなのかー(Revitalize: Why We Must Reclaim Dying Churches - and How)』という本があります。日本ではまだほとんどこの分野の本を見ることができないが、アメリカでは教会の再…

教会の再活性化は可能だ!

先日投稿した「死にゆく教会ー見つめるべき現実ー」という記事は、英文の記事を要約しただけものでしたが、それでも多くの方々から反響をいただきました。 mentoringservant.hatenablog.com 危機感を感じておられる方々が多いことを改めて認識させられ、共に…

死にゆく教会 ー見つめるべき現実ー

トム・S・レイナー博士*1による「死にゆく教会はなぜ死ぬのか?」(WHY DYING CHURCHES DIE)という記事が目に留まりました。我々日本人(のクリスチャン)は、物事を曖昧にする傾向があるため「死にゆく教会」「教会が死ぬ」と言った表現は避けることが多い…