道奥 MICHINOKU せみなりお

聖書を学び、聖書で考え、聖書に生きる

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

第一コリント6章

クリスチャン同士の訴訟問題 パウロは教会内の倫理的問題を取り扱っていきます。コリントの教会では、クリスチャンがクリスチャンを相手にして訴訟を起こすといった事態が起こっていました。 あなたがたの中には、仲間の者と争いを起こしたとき、それを聖徒…

第一コリント4-5章

指導者に要求されるもの コリント教会では、どの指導者を支持する派閥に入るか…という分裂騒動が起こっていました。パウロは前章に引き続き、指導者たちをどう見るかについて教えます。これは、現在の私たちが教会の牧師、宣教師などをどのように見るかとい…

第一コリント3章

パウロの話し方 パウロはコリント教会の人々に話す際、「御霊に属する人(spiritual men)」に対してではなく「肉に属する人(worldly, men of flesh)」あるいは「キリストにある幼子(infants in Christ)」対しての話し方をせざるを得ませんでした。つま…

第一コリント2章

パウロは、彼がコリント教会を設立した際のことを思い起こさせます。 さて兄弟たち。私があなたがたのところへ行ったとき、私は、すぐれたことば、すぐれた知恵を用いて、神のあかしを宣べ伝えることはしませんでした。なぜなら私は、あなたがたの間で、イエ…

第一コリント1章

キリストにあるアイデンティティ コリント教会は問題の多い、混乱した教会でした。パウロはそれらの問題を見過ごせない深刻なものととらえていました。しかし、彼はコリント教会を「どうしようもない、失格した、絶望的な教会」とは見ていなかったようです。

第一コリント(はじめに)

コリント人への手紙の第一を読む上で、いくつかの予備知識を提供しておきたいと思います。

エステル記1-4章

ペルシヤの王、アハシュエロスは、周辺諸国の王や貴族たちを招いて半年にも及ぶ大宴会を開きました。それは自らの威力、国力を誇示するためのものであったでしょう。 …王は酒で心が陽気になり、アハシュエロス王に仕える七人の宦官メフマン、ビゼタ、ハルボ…

ジョナサン・エドワーズについて

アメリカの歴史を代表する神学者、哲学者、牧師であったジョナサン・エドワーズですが、私たち日本人にとってあまり馴染みのある存在ではありません。あ、三段跳びのオリンピック選手と同じ名前ですね。そっちの方がお馴染みかな?

エステル記(はじめに)

エステル記は、ペルシャの王妃となったユダヤ人エステルが主人公です。この書が扱っているのは、アハシュエロス*1という称号で呼ばれたクセルクセス王が統治した時代(BC486-465)の出来事で、エズラ記6章と7章の間の空白期間にあたります。ユダヤ人の中には…