道奥 MICHINOKU せみなりお

聖書を学び、聖書で考え、聖書に生きる

ヨハネの黙示録

教会再生の具体的プロセス(序)

これまで、教会再生(教会の再活性化)の必要性、可能性などについて書いて来ました。その趣旨をまとめた上で、今後の記事のイントロダクションを記したいと思います。

ヨハネの黙示録20章

閉じ込められるサタン 悪魔、サタン、竜、古い蛇は、同じ存在を指しています。 また私は、御使いが底知れぬ所のかぎと大きな鎖とを手に持って、天から下って来るのを見た。彼は、悪魔でありサタンである竜、あの古い蛇を捕らえ、これを千年の間縛って、底知…

ヨハネの黙示録19章

バビロン滅亡を祝う賛美 大バビロンが倒れた後、「ハレルヤ!」と賛美が鳴り響きます。それは、偽りの宗教、偽りの政治、偽りの経済で人々を惑わしたバビロンに公正な裁きがなされ、報復が与えられたことに対する賛美です。また、神を礼拝する「アーメン。ハ…

ヨハネの黙示録17章

さて、17章に出てくる「大水の上にすわっている大淫婦」とは誰でしょうか。

ヨハネの黙示録16章

14-18章には「バビロン」が出て来ますが、これは患難時代の7年間において最高潮に達する世界規模の①政治システム、②経済システム、③宗教システムを指しています。バビロンはもともと「バベルの塔」から始まっていますが、これらのグローバルなシステムは神を…

ヨハネの黙示録14-15章

ヨハネは、十四万四千人の人々が天で新しい歌を歌っている幻を見せられます。これはヨハネが、患難時代よりも先の再臨後の世界、千年王国での礼拝風景を見せられていると考えられます。彼らは「女によって汚されたことがない」「童貞」(14:4)とありますが…

ヨハネの黙示録13章

13章には二匹の「獣」が登場します。これらの箇所を読んでも、すぐに「こういう意味だ!」と理解することは難しいですね。学者たちの中でも様々に意見が分かれます。患難時代がやって来た時、地上に残された人々の中で「ああ、この箇所はこの事を言っていた…

ヨハネの黙示録12章

黙示録は難解な書物だと考えられがちですが、読み方をマスターすれば必ずしもそうではありません。しかし確かに、幾つかの理由で慣れるまでは読みにくい書物であることも事実です。この書物は旧約聖書を背景にしているおり、様々な象徴が出てくる、必ずしも…

ヨハネの黙示録11章

6章から始まった封印の裁きにつづいて、私たちはらっぱの裁きを見て来ました。この11章では、七つ目のらっぱをもって患難時代が後半へと入っていきます。 それから、私に杖のような測りざおが与えられた。すると、こう言う者があった。「立って、神の聖所と…

ヨハネの黙示録10章

6章から始まった封印の裁きが七つ目まで来ると、今度は、ラッパの裁きが始まります。9章までで私たちは六つ目のラッパの裁きまでを見ました。10章のはじめから11章14節までは、六つ目のラッパと七つ目のラッパの間に起こる出来事を詳しく述べている箇所であ…

ヨハネの黙示録8章

これは「嵐の前の静けさ」か…。それとも…? 「小羊が第七の封印を解いたとき、天に半時間ばかり静けさがあった。」(黙示8:1)

ヨハネの黙示録6章〜16章(患難時代の裁きについて)

7年間の患難時代(大患難時代)におこる裁きは、この図のような構造になっています。第七の封印の中身は「第一から第七のらっぱ」で、第七のラッパの中身が「第一から第七の鉢」となっています。

ヨハネの黙示録6-7章

黙示録は、聖書全体の「まとめ」ですので、聖書全体(特に旧約)についての理解がないとなかなか分かりにくい…。しかし、「フィナーレ」ですから、よく理解できるようになると心躍るような感動の内容が記されています。忍耐強く聖書全体の通読に取り組み、共…

ヨハネの黙示録4-5章

4章からは将来に関する預言が始まります。「四つの生き物*1」「七つの御霊」*2など、慣れない表現が出てきますが、特に4-5章は、携挙によって天に引き上げられた教会(1テサロニケ4:16-18)が主イエスを礼拝している様子であることを心に留めて読みましょう…

ヨハネの黙示録3章

3章も、引き続き七つの教会への手紙です。5つ目に登場するサルデスの教会は「生きているとされているが、実は死んでいる」という状態でした。つまり、名目上、表面上、制度上は栄えていても、教会の命である信仰は死んでいる状態であったということでしょう…

ヨハネの黙示録2章(2)

4つ目のテアテラの教会には、神に従う行い、愛、信仰、奉仕、忍耐がありました。特に具体的な行いにおいては少なからず前進している教会であったようです。

ヨハネの黙示録2章(1)

ヨハネは小アジア地方(今のトルコ)に実在した「七つの教会」に対してイエス様から与えられた啓示を書き送りました。小アジアには他にも幾つもの教会がありましたが、なぜ「七つ」(完全数、“全て”を表す)だったのか…。

ヨハネの黙示録1章(2)

黙示録の中心テーマ 黙示録が多くのページを割いているのは「未来」についての事柄です*1。 *1:黙示録の解釈者たちは、過去主義、未来主義、歴史主義、理想主義、精神主義など、様々な立場を取る。我々は、聖書の御言葉を出来る限り字義通り(歴史的文法的な…

ヨハネの黙示録1章(1)

ヨハネの黙示録は、決して読みやすい箇所ではないのですが、「この預言のことばを朗読する者と、それを聞いて、そこに書かれていることを心に留める人々は幸いである。時が近づいているからである。」(黙示録1:3)と書かれています。