第一サムエル記
大まかなものなので不十分なところもありますが、参考になさってください。 ※「メフィボシェテ」についてミスがあったので一部修正しました。
ペリシテ人とのゴタゴタが起こっている最中に、アマレク人がネゲブとツィケラグというイスラエル人の町を襲撃していました。住民全員が捕虜にされ、町が焼き払われてしまったので、ダビデも部下たちも泣き明かしました。そのような状況の中で、仲間たちがダ…
ダビデは、ペリシテ人の都市国家ガテの王であるアキシュに身を寄せていました。しかし、ペリシテ人がいよいよ大軍を招集してイスラエルと戦おうとしているのです。そのことを聞いたダビデは「よろしゅうございます。このしもべが、どうするか、おわかりにな…
和解したはずなのに、再びサウルはダビデの命を狙い、ダビデは身を隠しています。ジフ人たちは、23章でもそうでしたが再びダビデの所在を王に密告します。おそらく、自分たちこそが王に貢献しているのだという“自負”(ジフ)があったのでしょう………。 応援ク…
あの神の人サムエルが死を迎えました。彼は最後まで主に忠実な歩みをし、地味で控えめな最期を遂げました。国中の人々が集まり、葬儀が行われました。ダビデはそこに参列しましたが、サムエルから「二度と会わない」と告げられていたサウルは現われなかった…
ダビデが身を隠したエン・ゲディは、死海のほとりの荒野にある泉です。上の写真のように周りには本当に何も無い荒涼としたところですが、主なる神様はダビデを養う水、隠れることのできる洞穴を用意してくださっていたのです。しかし、そこにサウルが手配し…
前の章では、ダビデが恐れの中で混乱に陥った姿を見ました。しかし、試練の中で主を呼び求めたダビデは徐々に正気を取り戻し、本来の歩みへと立ち返りつつあります。そんなダビデの元に、ペリシテ人がケイラという町を襲って脱穀所から略奪行為をはたらいて…
ダビデの逃亡生活が始まります。これまで仕えて来た王に命を狙われ、親友の王子と別れての逃避行はどれほど心細く、孤独だったでしょう。将来王になることを告げられていた彼ですが、もう未来は無いと悲観してもおかしくない状況です。しかし実は、このよう…
いよいよサウル王のダビデ殺害計画が本格化します。それと共に、ヨナタンとの間の友情もクライマックスを迎えています。ダビデは王に招かれた食事を欠席するため、ヨナタンに執り成しを頼みます。ダビデはこう語りました。 どうか、このしもべに真実を尽くし…
今後、「愛とは何か」「私はどのように愛に生きるべきか」と、考えさせられる箇所が続きます。「愛」に関する言葉が、注意深く選ばれて用いられているので、そのことにも触れながら解説をしていきます。 ヨナタンは、自分と同じほどにダビデを愛したので、ダ…
谷を挟んでにらみ合うペリシテ人とイスラエルの民…。ペリシテの代表として現われたのは、身長3m近い大男ゴリヤテでした。この有名な場面は絵画などにもよく描かれ、近々映画が公開されることにもなっています。ワクワクするような場面ですが、単にドラマチッ…
神の人サムエルは、神がサウルを退けられたことをとても痛みに思い、悲しみました。 主はサムエルに仰せられた。「いつまであなたはサウルのことで悲しんでいるのか。わたしは彼をイスラエルの王位から退けている。角に油を満たして行け。あなたをベツレヘム…
サウルの率いるイスラエルと、ペリシテ人との戦いが続きます。そのペリシテ人の守備隊長を、サウルの息子ヨナタンの率いる部隊が打ち倒します。当然、ペリシテ人たちは我慢ならず、恨みに燃えて立ち上がります。 ペリシテ人もイスラエル人と戦うために集まっ…
東の方からアモン人がやって来て、イスラエル北部・ヨルダン川の東岸にあるヤベシュ・ギルアデという町を脅かします。アモン人は、モアブ人と同じようにロトの子孫です*1。ヤベシュの人々は恐れて、アモン人のナハシュ(蛇という意味の名前)の前に降伏を申…
9章からは、イスラエルの初代王となったサウルという人物についてのストーリーです。彼はベニヤミン族の出です。サムエル記の前の士師記を読んでこられた方々は、彼らがイスラエルの他の部族に対して戦争を仕掛け、主によって打たれた出来事を思い出すかも知…
神の箱はイスラエルに戻り、アビナダブという人物の家に安置されました。 その箱がキルヤテ・エアリムにとどまった日から長い年月がたって、二十年になった。イスラエルの全家は主を慕い求めていた。そのころ、サムエルはイスラエルの全家に次のように言った…
神の箱を奪ったペリシテ人たちに、「主の手」が重くのしかかりました。彼らの偶像であった「ダゴン」の神殿でも奇妙な出来事が起こり、おかしな腫物が流行病になりました。 アシュドデの人々は、この有様を見て言った。「イスラエルの神の箱を、私たちのもと…
今日の箇所には、ペリシテ人との戦いが記されています。これは、神を恐れずに堕落した歩みをしていた祭司の一家と、その一家によって導かれていたイスラエルを厳しく取り扱います。神は、ご自分の民の心を変え、本来の姿に立ち返らせるため、時には「外敵」…
非常に有名なストーリーですが、何度読んでも魅力的な、味わい深い箇所です。3章に込められている意味は計り知れないほどですが、少しお分ちしたいと思います。
1章で、ハンナはこのように祈りました。 「万軍の主よ。もし、あなたが、はしための悩みを顧みて、私を心に留め、このはしためを忘れず、このはしために男の子を授けてくださいますなら、私はその子の一生を主におささげします。そして、その子の頭に、かみ…
今日からしばらくの間、第一サムエル記を読んでいきます。サムエルの誕生から幼少期、預言者としての働き、将来の王となる人物たちとの出会いなど、ワクワクするような内容です。