道奥 MICHINOKU せみなりお

聖書を学び、聖書で考え、聖書に生きる

同性愛、同性婚、聖書をどう読むか(3)

f:id:mentoringservant:20170923142649j:plain

 

なぜ、特に同性愛を問題にするのか?

 

さて、私が長々と同性愛を問題にして記事を書いている理由は何でしょうか。実は、このことが他の罪と比較して特に罪深いからではありません*1。神に対する罪はどれも全て重大なのですから…。また、同性愛の問題を取り上げるのが、単に「理解できない」「生理的に嫌だ」という理由であってもならないと思います。「理解できる」「生理的には別にOK」と思っている事柄でも、それが罪であるということも多々あるからです。それが罪であるか否かは、我々の感情によって規定されるわけでは絶対にありません

 

*1:デューク大学のリチャード・ヘイズは、ローマ1章について次のように語る。「パウロが同性愛行為を選んでことさらに注意を喚起したのは、この行為が人間の堕落によって神の創造の秩序が歪曲されるありさまをとりわけ生々しく示している、と考えたからである。…同性愛行為は、創造主なる神の意志を拒絶する人間の内面にある霊的現実が、目に見える形で表に現れたものである。彼らの姿は、『神の真理を偽りに替え』た者たちの霊的状態を具現化したものといえる。…しかし、同性愛行為だけが特別に非難されるのはおかしい。人間の不正を示す行為としてここ(ローマ1:29-31)に挙げられている他の例に比べて、同性愛校だけが特に悪いわけではなく、妬みや陰口や親への反抗と原理上は同等の扱いである。」(『キリスト教は同性愛を受け入れられるか』第一章より、ジェフリー・S・サイカー編, 森本あんり監訳, 日本基督教団出版局)

 

キリスト教は同性愛を受け入れられるか

キリスト教は同性愛を受け入れられるか

  • 作者: ジェフリー・S.サイカー,森本あんり
  • 出版社/メーカー: 日本キリスト教団出版局
  • 発売日: 2002/05
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
 

  

続きを読む

同性愛、同性婚について、聖書をどう読むか(2)

f:id:mentoringservant:20141018172334j:plain


主イエスは何を語られたか?

 

ある人々は、「イエスは別に同性愛に反対するような発言をしていない」と言います。確かにそうです。でも、主イエスはそれを肯定するような発言もなさっていませんし、福音書記者が「もしそれらをいちいち書きしるすなら、世界も、書かれた書物を入れることができまい、と私は思う。」(ヨハネ21:25)と語っているように、主イエスの言動は、全てが記録されているわけではありません。福音書に直接記録されていないということなら、近親相姦、獣姦、幼児に対する性的虐待などについての言及もないのです。

 

続きを読む

同性愛、同性婚について、聖書をどう読むか(1)

f:id:mentoringservant:20170923142453j:plain


しばらく前のものですが、以下のリンク記事を読んで考えさせられることが多くありました。以前にも少し記しましたが、「同性愛」「同性婚」について、私の考えを記したいと思います。はじめに断っておきますが、私は多くの部分でこの記事の著者の主張に同意できません。しかし、部分的には理解や共感のできることも書かれていました。

 

www.huffingtonpost.jp

 

続きを読む

『病床で学んだこと』

病床で学んだこと (いのちのことば社)

病床で学んだこと (いのちのことば社)

  • 作者: ジョン・パイパー,古田大展
  • 出版社/メーカー: いのちのことば社
  • 発売日: 2017/07/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 
 
病気について、病床での日々や心の動きについて、そして、神とその御言葉について、易しく深く語りかけてくれる本でした。少し体調を崩して休んでいる今日、夕方に手にとってすぐに読み終えました。短い本で、活字も大きいので病床にある方にも贈ることができそうです。

主との親しい交わり

f:id:mentoringservant:20170610181251j:plain

チャールズ・スウィンドル著『全能の主との親しい交わり』は、93頁の小さな良書です。私はこれをだいたい年に一度、取り出してじっくり考えながら読みます。なかなか手に入りにくくなっているように思いますが、現在、Amazonで何冊か中古が手に入りそうですね。

 

続きを読む

『苦しみの意味』

f:id:mentoringservant:20170214210713j:plain

知人がfacebookで『沈黙ーサイレンス』を観た人々に対して、この本を勧めていた。これは「神がいるなら、なぜ苦しみが存在するのか」という問題について深く考えさせる良書だ。 絶版になっていたが、今(2017年2月14日現在)ならAmazonで中古が何冊か出ている。私も心からオススメしたい。

 

苦しみの意味

苦しみの意味