第二列王14-15章
南ユダの王となったアマツヤは、ある程度「主の目にかなうことを行った」(3)のですが、しかし、落とし穴がありました。彼は王としての力を手にするにつれ、高慢になり、攻撃的になっていきました。
王国が彼の手によって強くなると、彼は自分の父、王を打った家来たちを打ち殺した。(14:5)
そのとき、アマツヤは…言った。「さあ、勝敗を決めようではないか。」(14:8)
物事がうまくいくとついいい気になったり、慢心してしまったりすることがあります。他者に対して必要以上に強く出てしまったり…。しかし、箴言にはこう書かれています。
高ぶりは破滅に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ。(箴言16:18)
アマツヤは、北イスラエルの王ヨアシュに無理やり戦いを仕掛けた結果、惨敗します。そして、最終的には彼に対して謀反が起こり、彼は死にます。北の王たちも王国の末期症状といえるでしょうが、短命政権が続きます。
このような状況の時代においても、憐れみ深い主は預言者を遣わしておられます。また、時には愛を持って懲らしめを与え、民の悩みをご覧になり、必要な助けをお与えになっています。