ヨハネの黙示録2章(1)
ヨハネは小アジア地方(今のトルコ)に実在した「七つの教会」に対してイエス様から与えられた啓示を書き送りました。小アジアには他にも幾つもの教会がありましたが、なぜ「七つ」(完全数、“全て”を表す)だったのか…。
それは、これらのメッセージが「全ての時代の全ての教会」に関係するからです。
エペソ:愛から離れた教会(the Loveless Church)
スミルナ:迫害された教会(the Persecuted Church)
ペルガモ:妥協した教会(the Compromising Church)
テアテラ:腐敗した教会(the Corrupt Church)
サルデス:死んだ教会(the Dead Church)
フィラデルフィヤ:忠実な教会(the Faithful Church)
ラオデキヤ:生ぬるい教会(the Lukewarm Church)
ある聖書学者は、これらが教会史の各時代を表していると言ってます。間違いなくそうだと言える聖書的根拠はありません。むしろ、どの時代にあってもこの7つのタイプの教会が存在することを私たちは実際に見ています。確かに、ある時代にあるタイプの教会が多数を占めるということはあるように見受けられます。
エペソ教会は、異端に対して毅然とした態度を取りましたが、最初の頃の情熱的な主への愛を失っていたようです。スミルナの教会は、ののしりや投獄という苦しみに遭っても妥協しない殉教の教会でした。ペルガモの教会は、国家と一体・癒着して堕落し、偶像礼拝を取り入れた教会です。
さて、私たちはどのような教会になりたいと願うでしょうか? 主は私たちに何を求めておられるでしょうか? 私たちが、イエス様ご自身とそのご計画について良く知り、目を覚まして今をより良く生きることができますように。