道奥 MICHINOKU せみなりお

聖書を学び、聖書で考え、聖書に生きる

ヨハネの黙示録6章〜16章(患難時代の裁きについて)

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7年間の患難時代(大患難時代)におこる裁きは、この図のような構造になっています。第七の封印の中身は「第一から第七のらっぱ」で、第七のラッパの中身が「第一から第七の鉢」となっています。

 

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ヨハネの黙示録6-7章

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黙示録は、聖書全体の「まとめ」ですので、聖書全体(特に旧約)についての理解がないとなかなか分かりにくい…。しかし、「フィナーレ」ですから、よく理解できるようになると心躍るような感動の内容が記されています。忍耐強く聖書全体の通読に取り組み、共に学んでいきましょう。

 

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ヨハネの黙示録4-5章

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4章からは将来に関する預言が始まります。「四つの生き物*1」「七つの御霊」*2など、慣れない表現が出てきますが、特に4-5章は、携挙によって天に引き上げられた教会(1テサロニケ4:16-18)が主イエスを礼拝している様子であることを心に留めて読みましょう。

 

*1:イザヤ6章に登場するセラフィム

*2:聖霊ご自身。七つは完全さを表している。

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ヨハネの黙示録3章

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3章も、引き続き七つの教会への手紙です。5つ目に登場するサルデスの教会は「生きているとされているが、実は死んでいる」という状態でした。つまり、名目上、表面上、制度上は栄えていても、教会の命である信仰は死んでいる状態であったということでしょう。仮に、壮麗な教会建築があったとしても、仰々しい儀式を行っていたとしても、信仰のいのちが息絶えているなら、主はお喜びになりません。悔い改めが必要です。

 

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ヨハネの黙示録2章(2)

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4つ目のテアテラの教会には、神に従う行い、愛、信仰、奉仕、忍耐がありました。特に具体的な行いにおいては少なからず前進している教会であったようです。

 

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ヨハネの黙示録2章(1)

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ヨハネは小アジア地方(今のトルコ)に実在した「七つの教会」に対してイエス様から与えられた啓示を書き送りました。小アジアには他にも幾つもの教会がありましたが、なぜ「七つ」(完全数、“全て”を表す)だったのか…。

 

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ヨハネの黙示録1章(2)

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黙示録の中心テーマ

 

黙示録が多くのページを割いているのは「未来」についての事柄です*1

 

*1:黙示録の解釈者たちは、過去主義、未来主義、歴史主義、理想主義、精神主義など、様々な立場を取る。我々は、聖書の御言葉を出来る限り字義通り(歴史的文法的な字義的解釈)に素直に読むことを志す。ブログ著者の現在の黙示録理解は「未来主義」に分類されるであろう。

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