ローマ人への手紙8章(2)
与えられている二つの保証を頼りに生きよう
御霊も同じようにして、弱い私たちを助けてくださいます。私たちは、どのように祈ったらよいかわからないのですが、御霊ご自身が、言いようもない深いうめきによって、私たちのためにとりなしてくださいます。人間の心を探り窮める方は、御霊の思いが何かをよく知っておられます。なぜなら、御霊は、神のみこころに従って、聖徒のためにとりなしをしてくださるからです。神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。(8:26-28)
我々キリスト者には、「聖霊の助けととりなし」「すべてのことが益とされる」という二つの保証が与えられています。
御霊は、御心に対してあまりにも無知なわたしの内側でうめきながら、代わりに御心を祈ってくださっています。そして、その祈りは聞かれ、御霊の助けの中でわたしは変えられていくのです。また、神を愛する者たちに対して神は本当に「すべて」を益としてくださいます。益とは、単に「結果としてうまくいく」といったことではなく、「御子のかたちに変えられていく」(29節)ことへとつながっていくということです。
これのことらを「保証」として確信して生きるならば、自分自身が変えられていくことを信じ、事象に振り回されずに前進していくことができるのです。
決して断ち切られない関係を信頼して歩もう
では、これらのことからどう言えるでしょう。神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。私たちすべてのために、ご自分の御子をさえ惜しまずに死に渡された方が、どうして、御子といっしょにすべてのものを、私たちに恵んでくださらないことがありましょう。(8:31-32)
神はわたしたちの味方であられ、犠牲を惜しまずに愛してくださるお方です。自分自身や、サタンが一所懸命にわたしを訴えても、イエス・キリストが弁護人であり、神が完全に義と認めてくださっているのです。
キリストとひとつにされたわたしたちは圧倒的な勝利者です。なんと素晴らしいことでしょうか。キリストがくださった有り余る恵み、前払いされている莫大な報酬を思いながら、主のために生きていきましょう!
私はこう確信しています。死も、いのちも、御使いも、権威ある者も、今あるものも、後に来るものも、力ある者も、高さも、深さも、そのほかのどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。(8:28-29)
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