ローマ
ユダヤ人と異邦人 いよいよローマ人への手紙の終わりです。15章の後半でパウロは、ユダヤ人と異邦人というテーマを扱います。 私は言います。キリストは、神の真理を現わすために、割礼のある者のしもべとなられました。それは父祖たちに与えられた約束を保…
繰り返しますが、1-8章は救いに関する教理、9-11章はイスラエルの救いについて、そして、12章以降はそれらの真理に基づいた「クリスチャン生活の実践」が主題です。12章は神への献身、13章は権威への従順を扱っています。そして、14章1節から15章13節は「弱…
12章から続く、信仰生活の実践についての教えです。 人はみな、上に立つ権威に従うべきです。神によらない権威はなく、存在している権威はすべて、神によって立てられたものです。(13:1) ここでは「権威」(英:power, authority ギ:エクスーシア)につい…
ローマ人への手紙は、12章からいよいよ「実践編」に入ります。実践の前に1-8章の「福音理解」があり、9-11章の「イスラエル理解(終末論を含む)」があります。
ローマ人への手紙9-11章は、イスラエルの救いがテーマです。この箇所は重要な箇所ですが、牧師の休暇中に通り過ぎてしまいましたので、当ブログでは参考となるリンクを紹介して先へ進みます。
与えられている二つの保証を頼りに生きよう 御霊も同じようにして、弱い私たちを助けてくださいます。私たちは、どのように祈ったらよいかわからないのですが、御霊ご自身が、言いようもない深いうめきによって、私たちのためにとりなしてくださいます。人間…
罪に定められることは決してありません! こういうわけで、今は、キリスト・イエスにある者が罪に定められることは決してありません。(8: 1)
反論を想定して… パウロは前章において「罪認識が増し加わると恵み観が増し加わる」と語っていますが、今度は、彼の主張に対する反論を想定しながら筆を進めます。これは私自身も書いたり話したりするときにモデルとしている(私がうまくできているかは別に…
パウロは言います。 全人類がアダムと一緒に罪を犯した、それによって死が全人類に広がった…と。 そういうわけで、ちょうどひとりの人によって罪が世界に入り、罪によって死が入り、こうして死が全人類に広がったのと同様に、――それというのも全人類が罪を犯…
神との平和こそが平和 パウロは、義と認められることの幸いを次のように宣言します。 ですから、信仰によって義と認められた私たちは、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています。(5:1)
行いによるのではなく信仰による義 パウロは、行いによってではなく信仰によって義とされるという真理について、アブラハムの実例やダビデの告白を用いて説明をします。 何の働きもない者が、不敬虔な者を義と認めてくださる方を信じるなら、その信仰が義と…
義人はたったひとりもいない 「義人はいない。ひとりもいない。悟りのある人はいない。神を求める人はいない。すべての人が迷い出て、みな、ともに無益な者となった。善を行なう人はいない。ひとりもいない。」(3:10-12)
2章のテーマは、神の正しい審判(裁き)です。 「神は、ひとりひとりに、その人の行ないに従って報いをお与えになります。」(6)
パウロとは誰か? 神の福音のために選び分けられ、使徒として召されたキリスト・イエスのしもべパウロ(1:1)
ローマ人への手紙を読んでいきましょう。初めて読む方、理解するのが難しいと感じる方は、内容をおおまかにつかむためにリビングバイブル、現代訳(創造主訳)などで読んでみるのもおすすめです。 以下にアウトラインを記します。この全体像は読み進めていく…