道奥 MICHINOKU せみなりお

聖書を学び、聖書で考え、聖書に生きる

ヨハネ10章

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「まことに、まことに」(原語ではアーメン、アーメン)とは、主イエスが重要な内容をお話しになるときの合言葉のようなものです。
 

まず、主イエスはご自身を羊飼い、民を羊、パリサイ人らを盗人や強盗にたとえておられます。次に主はご自身を牧草地にある羊囲いの門にたとえます。さらに主はご自身を、羊のために命を捨てる良い牧者にたとえられます。

 
盗人が来るのは、ただ盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするだけのためです。わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです。わたしは、良い牧者です。良い牧者は羊のためにいのちを捨てます。 牧者でなく、また、羊の所有者でない雇い人は、狼が来るのを見ると、羊を置き去りにして、逃げて行きます。それで、狼は羊を奪い、また散らすのです。それは、彼が雇い人であって、羊のことを心にかけていないからです。 わたしは良い牧者です。わたしはわたしのものを知っています。また、わたしのものは、わたしを知っています。(10:10-14)
 
この良い牧者に所有されていること、知られていること、この牧者を知っていること、命がけで守られていることはなんと感謝なことでしょうか。このお方が私たちに命を与え、それを豊かに持つように導いてくださることに信頼し、このお方の声を聞き分けて従っていきたいと思います。
 
また、同時に私たちが常に盗人・強盗に狙われていることも覚えたいと思います。聖書の時代も、現代も、悪しき敵は様々な形で私たちに語りかけ、羊飼いの声に聞き従うことをやめさせようとします。あなたは今、誰の声に耳を傾け、誰の声に聴き従って歩んでいるでしょうか。
 
主イエスのことばは、私たちを「なんとなく励まし、勇気づけてくれる名言」といった中立的な内容ではありません。「このみことばを聞いて、ユダヤ人たちの間にまた分裂が起こった」(19)とある通り、人は主のみことばによって厳然と“分けられる”のです。もう一度お聞きします。あなたは、誰の声に聴き従って歩もうとしていますか。
 
良い羊飼いである主イエスの声を聞き分けなかったユダヤ人たちは、主イエスを石打ちにしようとします。罪状は「冒涜罪」です。彼らは、主イエスに対して「あなたは人間でありながら、自分を神とするからです」と言いました。
 
エホバの証人などの「キリスト教系異端」の多くは、主イエスを神ご自身であるとは認めません。イスラム教徒らも、主イエスを預言者と考えます。しかし、主ご自身は明らかにご自身を神としておられました。だからこそ、当時のユダヤ人たちは怒り狂ったのです。
 
現代において、多くの人々がイエスを「神ではないが立派な人物」と評しますが、ご自身を神であると主張する人物は、嘘つきであるか、精神的に混乱しているか、あるいは、真の神ご自身であるかのどれかです。あなたは、このお方をどなたであると告白しますか。しつこいですがもう一度質問します。もし、このお方こそ神、このお方こそ良い羊飼いと告白するなら、あなたは今日、誰の声に聴き従って生きていこうとしていますか。
 

 

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