道奥 MICHINOKU せみなりお

聖書を学び、聖書で考え、聖書に生きる

ネヘミヤ記2章

ネヘミヤは情熱をもって神からのビジョンを受け取り、そのビジョンを明確にし、ビジョンを人々に分かち合い、それを成し遂げて行きます。そのプロセスにおいて大いに用いられたのは、彼がそれまで身につけていた人格的な資質であると考えられます。

ネヘミヤ記1章

ビジョンのために現状を知る ハカルヤの子ネヘミヤのことば。第二十年のキスレウの月に、私がシュシャンの城にいたとき、私の親類のひとりハナニが、ユダから来た数人の者といっしょにやって来た。そこで私は、捕囚から残ってのがれたユダヤ人とエルサレムの…

ネヘミヤ記(はじめに)

聖書全体のテーマは、「壊れたものの再建」ということもできるでしょう。この東北は復興の途上にありますが、神の創造されたこの世界も本来の姿へと復興する途上なのです。このネヘミヤ記も、バビロニア帝国によって破壊されたエルサレムの城壁再建がテーマ…

エズラ記9-10章

神の計画に挑戦する罪 エズラのもとに非常に残念な報告が届けられ、彼は大きなショックを受けます。それは、エルサレムに帰還して数十年を経たイスラエルの民、祭司やレビ人たちが、律法で禁じられている異教徒との結婚をしていたのです。しかも、その罪を率…

エズラ記7-8章

いよいよエズラの登場です。6章と7章以下の出来事の間に、実は55-56年ほどの時間が経過しています。聖書は必ずしも、すべての出来事を時系列に記録したり、同じ程度に詳しく扱ったりはしていません。神ご自身のご性質、ご計画、約束などを私たちに伝えること…

エズラ記1-6章

エズラ記を読み始めてしばらくすると気がつくのは「あれ?エズラが出てこないぞ」ということです。エズラは、紛れもなくエズラ記の主人公であり、この書の重要な部分を書き記した人物ですが、7章以降にしか登場しません。

エズラ記(はじめに)

私たちの持っている聖書*1の中にある各書物は、書かれた順に並んでいる訳でも、書物が扱っている歴史上の出来事の順に並んでいる訳でもなく、「文学上のジャンル別」に並んでいます。 *1:ユダヤ人たちの持つヘブル語聖書は配列が異なる。

ローマ人への手紙15章後半-16章

ユダヤ人と異邦人 いよいよローマ人への手紙の終わりです。15章の後半でパウロは、ユダヤ人と異邦人というテーマを扱います。 私は言います。キリストは、神の真理を現わすために、割礼のある者のしもべとなられました。それは父祖たちに与えられた約束を保…

ローマ人への手紙14-15章前半

繰り返しますが、1-8章は救いに関する教理、9-11章はイスラエルの救いについて、そして、12章以降はそれらの真理に基づいた「クリスチャン生活の実践」が主題です。12章は神への献身、13章は権威への従順を扱っています。そして、14章1節から15章13節は「弱…

ローマ人への手紙13章

12章から続く、信仰生活の実践についての教えです。 人はみな、上に立つ権威に従うべきです。神によらない権威はなく、存在している権威はすべて、神によって立てられたものです。(13:1) ここでは「権威」(英:power, authority ギ:エクスーシア)につい…

ローマ人への手紙12章

ローマ人への手紙は、12章からいよいよ「実践編」に入ります。実践の前に1-8章の「福音理解」があり、9-11章の「イスラエル理解(終末論を含む)」があります。

ローマ人への手紙9-11章

ローマ人への手紙9-11章は、イスラエルの救いがテーマです。この箇所は重要な箇所ですが、牧師の休暇中に通り過ぎてしまいましたので、当ブログでは参考となるリンクを紹介して先へ進みます。

ローマ人への手紙8章(2)

与えられている二つの保証を頼りに生きよう 御霊も同じようにして、弱い私たちを助けてくださいます。私たちは、どのように祈ったらよいかわからないのですが、御霊ご自身が、言いようもない深いうめきによって、私たちのためにとりなしてくださいます。人間…

ローマ人への手紙8章(1)

罪に定められることは決してありません! こういうわけで、今は、キリスト・イエスにある者が罪に定められることは決してありません。(8: 1)

ローマ人への手紙6章

反論を想定して… パウロは前章において「罪認識が増し加わると恵み観が増し加わる」と語っていますが、今度は、彼の主張に対する反論を想定しながら筆を進めます。これは私自身も書いたり話したりするときにモデルとしている(私がうまくできているかは別に…

ローマ人への手紙5章(2)

パウロは言います。 全人類がアダムと一緒に罪を犯した、それによって死が全人類に広がった…と。 そういうわけで、ちょうどひとりの人によって罪が世界に入り、罪によって死が入り、こうして死が全人類に広がったのと同様に、――それというのも全人類が罪を犯…

ローマ人への手紙5章(1)

神との平和こそが平和 パウロは、義と認められることの幸いを次のように宣言します。 ですから、信仰によって義と認められた私たちは、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています。(5:1)

ローマ人への手紙4章

行いによるのではなく信仰による義 パウロは、行いによってではなく信仰によって義とされるという真理について、アブラハムの実例やダビデの告白を用いて説明をします。 何の働きもない者が、不敬虔な者を義と認めてくださる方を信じるなら、その信仰が義と…

ローマ人への手紙3章

義人はたったひとりもいない 「義人はいない。ひとりもいない。悟りのある人はいない。神を求める人はいない。すべての人が迷い出て、みな、ともに無益な者となった。善を行なう人はいない。ひとりもいない。」(3:10-12)

ローマ人への手紙2章

2章のテーマは、神の正しい審判(裁き)です。 「神は、ひとりひとりに、その人の行ないに従って報いをお与えになります。」(6)

ローマ人への手紙1章(2)

私は福音を恥とは思いません。福音は、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です。(1:16) 何を誇りにし、何を恥とするか…。私たちの感覚とパウロの生き方とにはずいぶんギャップがあります。しかし、もしこの…

ローマ人への手紙1章(1)

パウロとは誰か? 神の福音のために選び分けられ、使徒として召されたキリスト・イエスのしもべパウロ(1:1)

ローマ人への手紙のアウトライン

ローマ人への手紙を読んでいきましょう。初めて読む方、理解するのが難しいと感じる方は、内容をおおまかにつかむためにリビングバイブル、現代訳(創造主訳)などで読んでみるのもおすすめです。 以下にアウトラインを記します。この全体像は読み進めていく…

第二歴代誌30-32章

ヒゼキヤ王の呼びかけ ヒゼキヤ王による宗教改革が続きます。彼は、ソロモン以来途絶えていた過越の祭りを行いました。そしてその際に、当時もうすでに国家としては崩壊していたイスラエルにも使者を送り、次のように呼びかけます。

第二歴代誌28-29章

28章に記されているのは、アハズ王による南ユダの最低迷期の姿です。ユダは、すでに末期的な状態に陥っている北イスラエルと戦争をして大敗を喫します。なんと十二万人の勇士たちが倒れました。その原因を聖書記者はこう記しています。 …彼らはその父祖の神…

第二歴代誌24-26章

一人の王の生涯の中に、神に対して従順な面と不従順な面が混在している姿が見受けられます。 ヨアシュは、祭司エホヤダの生きている間は、主の目にかなうことを行なった。(24:2)

第二歴代誌4-7章

壮大な神殿建築プロジェクトの詳細が記録されています。

第二歴代誌1-3章

王となったソロモンが真っ先に神に求めたものは何だったでしょうか。 「今、知恵と知識を私に下さい。そうすれば、私はこの民の前に出はいりいたします。さもなければ、だれに、この大いなる、あなたの民をさばくことができましょうか。」(1:9)

腕の痛み

腕の痛み、だいぶ改善してきました。65パーセントぐらいの調子かな? 忙しい日々が続いているので、ブログのアップはもうしばらくお休み(もしくはスローペース)で。ご容赦ください。 聖書を読むことはお休みせずに取り組みましょー。

使徒の働き15章

第一次宣教旅行から戻ったパウロとバルナバの報告を聞き、アンテオケ教会の人々はきっと「送り出した甲斐があった。主よ、感謝します!」と神をほめたたたことでしょう。しかし、一つの問題が起こります。